【イビキを治すべき理由】イビキが体にもたらす悪影響と最先端のイビキ治療

イビキをかいているご本人は「自分自身がイビキをかいている

という事実に気が付いていないことが多く、ご自身がイビキをかいていても
あまり気にしていない方もいらっしゃるでしょう。

以前はイビキをかいているということは、ぐっすりと眠っている証拠と言われることがありました。しかし最近ではイビキが私たち人間の体にさまざまな悪影響を及ぼす原因になる可能性があることが明らかになっています。

今回はイビキによって引き起こされる体への悪影響とイビキを治療する最新の方法をご紹介します。

周囲の方からイビキがうるさいと言われたことがある方や、睡眠時間はしっかりと確保できているはずなのに、なんとなく体調が優れないという方は是非参考になさって下さい。

イビキの本当の恐ろしさ

イビキの音は上気道にある口蓋垂やその周辺の軟口蓋が振動することで起こります。
イビキは起きている時には発生しませんが、睡眠時には気道が狭くなることや上気道の筋肉が緩むために発生します。
喉や舌の筋肉の発達状態や、アレルギー性鼻炎、扁桃腺が大きくなっている、肥満により咽頭が圧迫されるなどさまざまな原因でイビキが発生します。
肉体疲労やストレスなどの影響で体が疲れていると、睡眠時に体内に酸素を大量に取り込もうとするためにイビキをかきやすくなる場合もあります。

イビキと言えば私たちの安らかな睡眠の天敵であり、“うるさい”“睡眠妨害になる”など迷惑なものという認識があり、イビキをかいている方の健康状態を心配することはあまり多くないのが現状です。多くの方がイビキを病気と直結して考えてはいないのです。

しかしイビキが発生している状態では、体内に取り込まれる酸素の量が低下し、睡眠の質が低下してしまいます。イビキをかいているということは体に何らかの不調が発生しているサインだと考え、イビキをかいている状態をそのまま放置せずに早めに改善しましょう。

イビキが招く体への悪影響

睡眠の質が低下すれば、昼間に急激な睡魔に襲われたり、体の不調が続くなどさまざまな影響が出ることは容易に想像がつきますが、それだけではなく重篤な影響が出る場合があります。

睡眠時無呼吸症候群

睡眠時無呼吸症候群(Sleep Apnea Syndrome)とは眠っている間に呼吸が止まる状態や止まりかける状態が何度も続く病気です。
頭文字をとってSASと呼ばれ、医学的には10秒以上の気流の停止を無呼吸と定義し、一晩の7時間の睡眠中に30回以上か1時間に5回以上の無呼吸があればSASとなります。

重症のSASの場合には、死亡率が約4倍に上昇するほど寿命に関係しています。

起床時の頭痛や日中の眠気、疲労感や記憶力の低下など自覚症状が現れることがありますが、寝ている間のことなので自覚がないことが多く、潜在患者が非常に多いと言われています。

糖尿病や高血圧症

睡眠時無呼吸症候群ではないとしても、イビキをかいている状態は空気の流れが悪い状態となるため高血圧などの原因になる可能性があります。

イビキをかくことによって脳などに送られる血液中の酸素が不足し、動脈硬化や不整脈の原因になります。また、熟睡できない状態が続くことで血糖値や血圧の上昇を招き、新陳代謝に異常をきたして肥満になりやすいなど生活習慣病のリスクが高まります。

周囲の方の健康被害

イビキをかいている方の健康被害はもちろんですが、周囲の方にとっても大きな悪影響があります。

イビキがうるさいことによって周囲の方が不眠症になってしまったり、ストレスが蓄積してしまうことは珍しいことではありません。イビキをしていることを指摘された場合には、周りの忠告を聞き入れ専門医師に相談することをおすすめします。

イビキは治療できます

イビキが治療できるということをご存知ない方もいらっしゃるかも知れませんが、イビキは治療することができるのです。

従来のイビキ治療ではイビキの原因となる口蓋垂や軟口蓋をメスやレーザーで切り広げたのちに縫合し、粘膜の膨らみを取り除くという外科的手法しか存在しませんでした。

しかし最新のレーザー技術を用いた新しい治療方法が確立されています。

最新イビキ治療「ナイトレーズ」

ナイトレーズは伸びた軟口蓋などの粘膜組織をレーザーで引き締めることでイビキを治療します。

軟口蓋などの粘膜組織が伸びることによって就寝時に吸い込んだ空気の流れを塞いでしまいます。空気が流れる時に伸びている軟口蓋が振動することで発生するのがイビキです。ナイトレーズでは、この伸びてしまった軟口蓋などの粘膜組織をレーザーで収縮させ、イビキを根本的に改善します。
軟口蓋を切除する必要や、口蓋垂を切り取る必要もないため、出血することもありません。

  1. ナイトレーズの特徴

    ナイトレーズのイビキ治療では、レーザーで加熱する際には痛みがほとんどなく、麻酔も必要ありません。

    口蓋垂や軟口蓋を切除することがないため、術後の早い段階から通常の食事をとることもでき、ダウンタイムが短いことが大きな特徴です。

  2. ナイトレーズの治療回数

    ナイトレーズによるイビキ治療では2ヶ月間で3回の治療を行います。1回あたり15分程の治療時間で済むため、気軽にイビキを治療することができます。

    治療して数日後からイビキが減少し、睡眠の質がアップするのを実感することができるでしょう。
    ナイトレーズの治療では、初回のレーザー照射でもおよそ50%ほの改善が見られますが、初回の照射よりも2~3回と行うごとに効果を実感しやすくなります。2回目の治療後には80%以上がイビキの改善を実感しています。

まとめ

日本人のおよそ2000万人以上がイビキをかくと言われており、イビキをかいている自覚がない方ももしかしたら知らず知らずのうちにイビキをかいている可能性がありますので決して他人事ではありません。

イビキをかいている状態をそのまま放置してしまえば、日常生活に支障が出るだけでなく睡眠時無呼吸症候群を引き起こし、さまざまな病気のリスクが高まるなど体に悪影響が起こります。

万が一周囲の方にイビキをかいていることを指摘された場合には、なるべく早いうちにイビキ治療を行っている専門医に相談しましょう。

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