「この人は信頼出来そう」

 

「性格が良さそうな感じの人ね」

 

「若く見えるけど、年齢はいくつくらいかな」

 

人は、笑ったときの笑顔でその人の印象の「8割」が決まります。
人と人がコミュニケーションをするとき、相手の人がどんな性格なのか、信頼出来る人かどうか、年齢はいくつくらいなのか、などの第一印象を「その人が笑ったときの笑顔」で判断するケースがとても多いのです。
人同士のコミュニケーションにおいて、笑ったときの美しい笑顔は、その人の口元、つまり「歯の白さ」や「歯の美しさ」が重要なポイントになります。
歯が白く美しい人は、自然と相手の人にも好印象を与えやすくなりますが、歯並びが乱れていたり歯が黄ばんで汚れていたりすると、それだけでその人の印象は一気に悪くなってしまうのです。
今回は、笑ったときの美しい笑顔を作る為に欠かせないポイントとなる「白く美しい歯」がもたらすさまざまな効果と、「審美治療を受けて歯を綺麗にすることのメリット」についてお話をさせていただきます。

服装は良くても歯が汚い日本人

「歯並びが悪い」「歯が汚い」「八重歯がある」のが日本人の特徴

近年では、日本に訪れる外国人観光客が急増し、日本の文化とともに、日本人自体が外国の人たちから注目されるようになってきました。
ですが、日本人が外国人から注目されるようになり、ある一つの「ダメなところ」が浮き彫りになっているのです。
外国人が指摘する日本人の「ダメなところ」、それは「歯の汚さ」です。
日本人は先進国であるにもかかわらず、歯並びが悪かったり八重歯をそのまま放置している人や、歯の黄ばみ汚れなどを気にしない人が多く、そのような「日本人の歯の汚さ」が海外のメディアでも「日本人の外見の特徴」として伝えられています。
メディアによっては、「服装は綺麗だけど、歯が汚いのが日本人」などと紹介するケースも多く、日本人は海外の先進国の人たちから「歯のことを気にしない人種」と認識されています。
また、日本人の歯の特徴として、先進国ではほとんど使われなくなってきているアマルガムや銀歯（金銀パラジウム合金）などの「ぎらぎら光る金属の詰め物」を例に挙げる外国人も多く、「奥歯がぎらぎら銀色に光っていれば日本人」などと、あまりうれしくない見分け方で日本人を識別されてしまう場合もあります。

海外の先進国では審美歯科治療は「当たり前」

「歯を綺麗にする」という意識が高い欧米人

日本では歯の白さや美しさを重視する人はまだまだ少ないのが現状ですが、海外の先進国、特にアメリカやヨーロッパなどの欧米諸国においては、古くから「歯が白いこと」や「歯並びが綺麗なこと」は「美人またはハンサムな人の必須条件」という考え方が根付いています。
このため、欧米諸国では歯を白くするホワイトニングはもちろんのこと、歯の嚙む機能と見た目を復活させるインプラント、歯並びを矯正する歯列矯正治療など、年齢を問わず、子どもから大人、ご高齢の方にいたるまでさまざまな年代の人たちが歯を白く美しい見た目にする審美歯科治療を受けています。
このように、海外の先進諸国の人たちにとっては「歯を綺麗にすること」は当たり前のことであるため、彼らが日本人の外見を見たときに余計に「歯の汚さ」や「歯並びの悪さ」が目につく、という理由があったのですね。

審美治療で歯を美しくすることのメリット

「白く美しい歯」はさまざまなメリットをもたらします

欧米諸国と比べるとまだまだ「歯の美しさ」に対する意識が低い日本ですが、近ごろではようやく日本でも歯の見た目や歯並びを治すための審美歯科治療を受ける人が増えてきています。
審美歯科治療は虫歯や歯周病を治す一般歯科とは異なり、「歯の見た目を良くする治療」を行うのが特徴です。
審美歯科で行うホワイトニングやオールセラミックなどの治療は、治療を受ける患者様にさまざまなメリットをにもたらします。
歯を美しくする審美歯科治療を受けることで得られるメリットとしては、

口元に清潔感が生まれ、好印象を人に与えやすくなる

審美歯科治療で行うホワトニングやラミネートベニア、オールセラミックなどによって歯が白くなると、その人の口元に自然と「清潔感」が生まれます。
また、歯が白くなることで人に与える印象も「爽やかなイメージ」「信頼出来そうな感じ」といった好印象を与えやすくなり、相手の方の記憶にも良い記憶として残りやすくなります。

笑顔が美しくなり、明るい表情になる

人は笑ったときの笑顔でその人が与える印象のほとんどが決まります。
ホワイトニングを始めとした審美歯科治療は、歯が白くなることによって人前でも大きく口を開けて思いっきり笑うことが出来るようになり、歯が汚いというコンプレックスを感じなくなる効果があります。

お肌が綺麗に見えるようになる

審美歯科治療を受けて歯が白くなると、相乗効果によってお肌の色も白く見えるようになります。
また、お肌の色が濃い方でも、歯の白さがよりいっそうお肌を引き締めて見せる効果があるため、歯が白くなることで口元だけではなくお顔全体の印象がキリッと美しく際立つ、というメリットがあります。

「歯を美しく保つ」という意識が高まるようになる

歯が汚いと「歯のことなんかどうでもいいや」と投げやりな気持ちになってしまいがちですが、審美歯科治療を受けて歯が白く美しくなると、自然と「歯を美しく保つ」という意識が高まり、日々のブラッシングや定期的な歯のメンテナンスも積極的に行うようになるため、歯の美しさが長持ちするのと同時に虫歯や歯周病予防にもつながる効果を期待出来ます。

口元のコンプレックスが解消され、ポジティブで明るい性格になる事が出来る

歯並びが悪い、または歯が黄ばんで汚れていたり、ワインやコーヒーで付いてしまったステインやタバコのヤニ汚れで歯が茶色くなっていると、どうしても人前で歯を見せるのが恥ずかしくなってしまい、「大きく口を開けて笑えない」「人と話すときに無意識に手で口元を隠してしまう」等のコンプレックスを抱えやすくなってしまいます。
これらの「歯並びの悪さや歯の汚さが原因となるお口の悩み」は、歯列矯正やホワイトニングなどの審美歯科治療を受けることによって「美しく白い歯」を手に入れることが出来、コンプレックスが解消されるほか、それまで持ち続けていたコンプレックスが無くなることにより、自分に自信がついて人とも積極的にコミュニケーションを取れる「ポジティブな明るい性格」になる効果があります。

歯が美しくなることは全身の健康にもつながる

歯並びが悪かったり歯が抜けた状態を放置していると、食べ物を満足に嚙めなくなってしまい、胃や腸にも負担がかかるようになります。
審美歯科治療の一種である歯列矯正は、歯並びやかみ合わせを美しくととのえる効果があるほか、インプラント治療は失われた歯の「噛む機能」と「見た目の美しさ」を回復する効果があり、これらの審美歯科治療を受けて歯を美しくととのえることによって、食べ物をしっかりと噛んで食事をすることが出来るようになり胃腸にかかる負担が減るほか、毎日の食生活を「美味しく味わって楽しめる」ようになります。
また、歯列矯正で歯並びがととのい、インプラント治療で強固な義歯が入ることによって食べ物を噛む「そしゃく機能」が回復し、あごを動かす回数が増えて脳が刺激され認知症予防につながるなど、全身の健康を改善する効果を期待出来ます。

審美歯科治療の種類

1. ホワイトニング

   ホワイトニングは「ホワイニング剤」という薬剤を使って歯を白くする治療です。
   ホワイトニングでは、ホワイトニング剤を治療を受ける患者様の歯の表面に塗り特殊な器具を使って光を当てることで、歯の奥深くに浸透着色したステイン汚れやヤニ汚れを分解して除去し、歯を白くしてゆきます。
   ホワイトニングには歯科医院で行う「オフィスホワイトニング」、ご自宅で自分自身で出来る「ホームホワイトニング」、この2つを並行して行う「デュアルホワイトニング」など、3種類のホワイトニング方式があります。

2. ラミネートベニア

   ラミネートベニアは主に前歯を白くするために行う治療であり、治療ではセラミックで出来た薄いチップを患者様の歯の表面に貼り付けて歯を白くしてゆきます。
   ラミネートベニアはホワイトニングで歯が白くならない場合でも歯を白く出来る、というメリットがあります。

3. オールセラミッククラウン・セラミックインレー

   オールセラミッククラウンとは、かぶせ物全体がすべて陶器で出来ているクラウンを使い、歯を白くする治療です。クラウンが陶器で出来ているため自然な白さの歯を再現出来るというメリットがあります。
   また、陶器で出来た詰め物のセラミックインレーは、銀歯やアマルガムなどが原因でぎらぎら光ってしまう奥歯を白くする効果があります。

4. ガムピーリング

   ガムピーリングとは、黒ずんでしまった歯ぐきに薬剤を塗ることで黒ずみの原因であるメラニン色素を除去して歯ぐきを綺麗なピンク色によみがえらせる治療です。
   ガムピーリングは歯周病治療で行う「フラップ手術」のような外科的な手術をせずに歯ぐきの色をピンク色にすることが出来る、というメリットがあります。

5. 歯列矯正

   歯列矯正は、歯並びの乱れやかみ合わせの不具合を矯正器具を使って治してゆく治療です。
   これまで日本においては、矯正治療は「器具が目立つ」「痛みがある」等の理由で避けられがちでしたが、現在は歯の裏側に矯正器具を装着するため目立ちにくい「裏側矯正」や、取り外し可能な透明なマウスピースを装着する「マウスピース矯正」など、目立ちにくく痛みの少ない矯正治療が選択出来るようになり、以前よりも矯正治療を受ける患者様は増えつつあります。

6. インプラント治療

   インプラント治療は人工歯根を患者様のあごの骨に直接埋め込むことにより、非常に強固な義歯を安定して使うことが出来るようになる、というメリットがあります。
   インプラントは外科的な手術をともなう治療になりますが、手術は麻酔をほどこして行うため痛みはなく、治療後は従来の入れ歯やブリッジのような「入れ歯のズレ」や「入れ歯がはずれる」といったことを気にせず食べ物をしっかりと噛めるようになり、歯の見た目も自然の歯に近くなります。

【歯が美しくなることの重要性】

「審美治療を受けて歯を綺麗にすることのメリット」についてお話をさせていただきました。
一般的に歯科治療と言えば、虫歯治療や歯周病治療のことを指しますが、歯は虫歯や歯周病を治して歯の健康を回復させるのはもちろんのこと、審美歯科治療を受けて「歯を白く美しくすること」にも非常に大きな意味があります。
歯並びが悪い、歯が汚いなどの理由で「歯にコンプレックスがある人」は、人とコミュニケーションをする際に無意識に手で口元を隠したり、口を大きく開けて笑うことが出来なくなるなど、生活スタイルそのものが消極的になってゆきます。
生活スタイルが消極的になると、今度は次第に人とコミュニケーションをするのが面倒くさくなり、顔の表情も無表情なこわばった顔つきに変わってしまうのです。
無表情な顔つきで生活を送るようになると、精神的にも落ち込みがちになり、人付き合いが疎遠になるなど、さまざまな弊害が生じてくることもあります。
このようなケースでは、ホワイトニングや歯列矯正、インプランドなどの治療を受けて白く美しい歯を手に入れることで自然と自分に自信がつき、人とコミュニケーションをするときにも積極的になれるほか、気持ちも前向きになり歯を始めとして身体の健康にも意識が向くようになり、全身の健康につながる効果も期待出来ます。
「たかが歯」と言う人も多いのですが、歯は食生活を送る上で欠かせない器官の一つであり、歯の美しさもまた「人と人とのコミュニケーションにおいてさまざまなプラスをもたらしてくれる欠かせない要素」の一つなのです。

口元のコンプレックスでお悩みの方は、「自信を持って人とコミュニケーションを取ること」が出来るようになるためにも、ぜひ、審美歯科治療をお受けになることをおすすめします。